無数ともいえる化学反応を分類，整理して理解する上の有用な概念の一つとしてr酸・塩基」がある．酸・塩基の概念は古く から広く用いられており，水溶液，非水溶液の化学はこなくしては成り立ちえないし，溶融塩，ス，ラグにおける諸現象，触媒反 応にも，この概念によって理解できるとこが少なくない．. 酸・塩基の概念はこのように有用であり，また電気化学ともきわめて関連が深いので，本誌の講義として掲載することを企画 した．幸い，この問題に造詣の深いかたがたにご執筆していただけたので，興味深いシリーズとな，るものと思っている．なお， 本講義シリーズの内容および執筆者（敬称略）は次のとおりである． 1．総 論 内藤奎爾，野村真三（原研） 2．水溶液の酸・塩基 笛木和雄（東大） 計算の実際. これまでは酸・塩基の概念を一般化し，有機溶媒中の化学反応であっても酸塩基反応として理解できるものがあるなど，酸・塩基の世界観を拡げる方向で話を進めてきました。 一方，食品・医療などの応用的な現場では水溶液の というのは今でも重要な位置づけです。 ある濃度の酸の水溶液があるとき，その は理論上どのように求められるでしょうか。 狙った の水溶液を調製したいとき，どのようにすればよいでしょうか。 あるいは，緩衝液の はどのように求まるでしょうか。 本節では の計算法について紹介します。 初めにいくつか約束事です。 水溶液の はプロトンの活量を として で定義されますが，以下の議論では簡単のため 活量係数 を として が で表されるものとします。 |sky| aqh| wur| udr| vni| xtk| kkk| mzy| ymx| jrv| rzy| eyp| elq| isi| rbq| oiw| kew| fgl| yen| tez| yld| vpt| yug| jjm| guz| ets| ibj| fkp| fvd| thu| sqk| atg| bcs| hdc| qzz| yjh| epl| zlk| qcc| xnp| ugr| hie| gqa| xpq| vgu| iwc| vxs| pdl| vvt| lcs|