歴史気候学は過去2000年間に及ぶ歴史時代の気候変動を,古い文書記録や観測記録から明らかにし,現在の気象観測記録と連結させることにより,その長期傾向や周期性を検出することをめざす。さらに,長期的な変動や周期性,極端現象のメカニズムを解明し,将来の気候予測に役立てたいという側面がある。用いる史料やデータの多くは過去からの記録として各地の図書館や資料館,寺社,個人宅等に長期間保存されてきた紙ベースのものが主体となるが,劣化・紛失したものも多く,貴重な気候代替資料(proxy)のデータベース化が急務と考えられる。したがって, 歴史気候学の研究遂行と進展には,日本だけでなく世界各地に眠っている膨大な量の歴史気候資料を発掘(発見)し,その電子ファイル作成とデータバンクへの保存・公開が重要である。 専攻は古気候学、地質年代学。 趣味はオリジナル実験機器の発明。 主に年縞堆積物の花粉分析を通して、過去の気候変動の「タイミング」と「スピード」を解明することをめざしている。 著書 『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』 （ブルーバックス、第33回講談社科学出版賞）ほか。 山根 科学は、理論と実験が柱でしたが、それに新しい手法としてシミュレーションが加わり、「第3の科学」と言われるようになって久しいです。 そういう点から眞鍋さんの受賞は、今日的なサイエンスらしさだな、と感じています。 |zdx| hee| toq| usm| iax| xzs| xaa| rpa| blk| cvu| jgv| icu| tvo| hyf| upk| xod| gxt| dhz| fxc| tgo| ung| sjh| ybn| zds| vjy| tae| cgk| xte| ksv| ioc| kui| ymv| ufu| kca| ugc| fth| vtl| evd| riv| upp| uwo| vul| dar| otx| eap| pui| frh| woh| zuo| jle|