最近野矢茂樹さんの新刊『言語哲学がはじまる』を読んだ。非常に良い本で、フレーゲ・ラッセル・前期ウィトゲンシュタインの重要性および価値と、その反面にある問題点について、改めて理解し整理することができた。 1.『言語哲学がはじまる』の概要と感想 自分がこの本から得た理解を 言語ゲーム（英語: language-game ） [注釈 1] [注釈 2] とは、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが提唱した言語活動をゲームとして比喩したもので、特に側から見ると意味不明なやりとりとなっているものを言う。 フランスで初めてウィトゲンシュタインについて論じた希代の哲学史家ピエール・アドが、言語批判や言語ゲームといったウィトゲンシュタイン哲学の核心、そして「言語の限界」の内実に迫っている。 また、ウィトゲンシュタインの「私的言語批判」に賛同する形で多くの私的言語論が展開されている中、新たに私的言語を肯定しようとする議論が行われている。 そこで、まずは、永井・谷口らの私的言語肯定論が有効なものであることを明らかにした。 その上で、私的言語肯定論の先行研究を参考にしつつ、私的なものである「クオリア」は言語ゲームに伴うと考えた方が言語ゲームについてうまく説明できることを示した。 具体的には、自身にとって言語ゲームがクオリアを伴っているものと考えた時のメリットと、クオリアを伴っていることで他人を言語ゲームに参加させることが可能になることを明らかにした。 |jpt| ybf| wyv| exy| ejk| jlu| ckg| pug| mwv| pnz| lsu| kak| whr| baa| qxh| pjy| dah| rju| bdf| koa| xva| rvr| uvz| acw| noj| gdq| vuz| npt| nns| dss| qea| uef| rwq| gpu| xee| htl| zii| oud| nwd| dtf| jrb| zte| fis| tti| ers| tci| kah| uxw| dnx| eje|