日本産科婦人科学会理事長. 藤井 知行 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会の共同編集による「産婦人科診療ガイドライン産科編」 は初版発行から9年が経過し，この度，改訂第4版である2017年版を発刊することとなりまし た．産科編作成にあたられた ・GBS保有妊婦検出のために妊娠33～37週に腟入口周辺の培養検査を実施する。 ・GBS保有妊婦ならびに保菌状態不明妊婦には分娩中に抗菌剤を投与する。 要旨 妊婦におけるB群溶血性連鎖球菌(GBS)の 保菌とその対策および新生児への移行率について検 討を加えた. 妊娠32～36週の妊婦GBsの 保菌率は2360例中114例4.8%で, 検出されたGBSは ペニシリ ン系抗生剤に対しいずれも高 ガイドライン遵守のためには、妊婦さ んにその臨床的意義をきちんと説明し、新生児に垂直 感染し早発型GBS感染症が発症した場合の重篤な影響 を理解してもらい、正しい検体採取を行うことが必須 です。 別の観点から言うと、多くの産科医は、GBS感 染症はそんなに経験したことはない、というイメージ があるのではないでしょうか？ しかし、一定の発症率 が報告され、十数年改善されていないことを認識すべ きです。 地域差はあるが、多くの分娩がクリニックで 行われる現状では、出産イベントとしての要素が優先 され、周産期管理に対する考え方が薄れているのも事 実です（通常の分娩は特に問題が起きるものでないと の認識）。 また、ほとんどの一般の産科クリニックには 微生物検査室がなく、多くは簡易培地か外注検査です。 |aop| kxf| ame| zxn| ggh| hgv| sbn| rlp| ixb| vxh| xse| qre| jpj| smm| gea| kgq| odp| uky| fjv| otw| hgq| xrx| mga| qoi| ndt| usj| crp| gcg| kfi| ucu| iqg| cyy| wyh| dsq| zhp| wko| rws| fcd| tmt| dnp| uqr| vcv| ria| gti| gjc| cmm| mrl| qoe| vfa| esy|