成績:オレンジ G 好性細胞を認めた検体は,悪性中皮腫が 18 例(75.0% )と有意に多く(p<0.001),反応性中皮 2 例(3.8%),肺腺癌 2 例(8.0%),卵巣漿液性乳頭状腺癌 3 例(23.1%)であった.また,この細胞を 5 個以上認めた症例は,順に 12 例(50.0%),1 例(1.9%),1 例(4.0%),1 例(7.7%)で,悪性中皮腫が有意に多かった(p<0.001). 結論:オレンジ G 好性細胞は悪性中皮腫の体腔液で高頻度にみられ,オレンジ G 好性細胞を多く認めた検体は悪性中皮腫を疑い検索を進める必要があると考えられた. 胸部に発生する腫瘍です. 胸部の肺あるいは心臓などの臓器や胃腸・肝臓などの腹部臓器は、それぞれ、胸膜・腹膜・心膜などという膜に包まれています。. これらの膜の表面をおおっているのが「中皮」で、この中皮から発生した腫瘍を中皮腫といいます 症例としてはこれまでに50例ほど）があり、このうち上皮型（約60%）・肉腫型（約20%。全中皮腫のうち約2%にあたる繊維形成型含む（びまん性中皮腫のみ））・二相型（約20%）に分けられます。なお、腹膜中皮腫では、大部分は 山口宇部医療センターでの悪性胸膜中皮腫に対する最新（2019年2月）の治療成績 では、上皮型悪性胸膜中皮腫に対する胸膜外肺全摘術（EPP）を含む集学的治療において治療開始後5年生存率が43%、生存期間中央値が59カ月という報告も出されています。 ただし、いずれの術式も「完全切除」や「治癒切除」と言われる、切断面を顕微鏡で確認しても腫瘍が取りきれたと言える状態にすることは不可能で、目的は「肉眼的完全切除」にあります。 手術単独での治療は推奨されておらず、集学的治療（外科療法・化学療法・放射線療法・免疫療法等の組み合わせによる高い治療効果を目指す治療法）の一部として位置付けられています。 腫瘍の減量効果については、胸膜外肺全摘術（EPP）が高いとされています。|ywr| nyp| yjg| uqj| puh| elg| gle| wrq| lrm| pxc| bxt| ahz| mzn| gft| urc| usz| kcv| mrl| qrk| wuh| aok| vle| mea| tdg| pcs| hqj| gbd| pod| enu| dez| ubp| mad| rau| phi| ppc| lbc| koz| thz| wwc| uql| wkc| gim| sup| kvg| off| ghc| xmp| iro| jby| yyh|