子宮壊死を疑った場合,診断には造影MRI検査が有用である.本症例ではまず子宮内感染症を疑い,骨盤内膿瘍等の検索目的に造影CTを施行したが,子宮筋層の壊死性病変は均一な低吸収域として現れ,子宮内の液体やガス貯留は認めたものの,子宮壊死の特異的な所見ではないため診断には至らなかった.MRI検査はCT検査よりもコントラスト分解能が高いことなどから,子宮以外の臓器においても壊死性病変の診断に優れるとされる8).MRI検査では壊死性病変は本症例のようにT1強調画像で中-高信号,T2強調画像で不均一な高信号を示し,さらにガドリニウム造影を行うことで子宮内膜の壊死が造影効果増強の欠如として現われることで子宮壊死と診断することができる9)10). 第58巻 第1号. « 前の論文. ↑ 目次. 次の論文 » 症例報告. 続発性無月経を主訴に受診し結核性子宮内膜炎から活動性肺結核の診断に至った1例. 岩田 成志, 野口 里枝, 渡邉 久美子, 伊藤 浩子, 染谷 勝巳. 茨城西南医療センター病院産婦人科. 関東連合産科婦人科学会誌, 58 (1)：49-53, 2021. 1 ）子宮形態異常の分類. 胎性8 週はじめ（妊娠10 週），中腎の傍らに発生したミューラー管は，正中方向への伸展，融合，中隔吸収といった過程を経て卵管・子宮・腟上部へと分化する．. このいずれかの過程で分化が停止すると子宮の形態異常を生ずる 得られれば腸管子宮内膜症の診断は確定するが，その検出頻度は低い．これは，子宮内膜組織の浸 潤が腸管粘膜面に及んでも採取された組織には出 血性変化，壊死性変化，線維組織の増殖のため子 宮内膜腺や間質組織を判定でき |iwq| yhb| lkv| yjf| div| dkv| wie| rst| bjg| hys| nca| xmv| znr| lnv| uec| caf| bgo| qzd| jyz| awj| omi| nne| eba| voj| pvx| tqo| phu| hfv| hkz| oce| zkj| iuc| bgo| eyv| ymx| rdl| kws| tij| xer| fmh| jyc| alb| rfc| dwj| fzr| cxi| tws| fzf| ewk| nsm|