皮神経は静脈注射時において損傷する恐れがある．本研究では，顕微鏡を用いてヒト上肢の局所 解剖を行い皮静脈と皮神経の関係を調べた．本検索には解剖体6体7肢を用いた．. 皮静脈は，皮下脂肪が少ない個体では表皮から約1～2 mmに位置しており，皮下脂肪が多い個 体では表皮から5～10 mmの深い位置に位置していた．内側前腕皮神経の2つの枝は尺側皮静脈 の内側，背面もしくは側方を近接して走行していた．尺側皮静脈と肘正中皮静脈は，内側前腕皮神 経の側面，背面を走行していた．. 2 皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪からなり、付属器官として毛包、脂腺、汗腺などがある。. 3 表皮にはケラチン線維をつくる角化細胞、メラニンを産生するメラノサイト、異物の処理に関与するランゲルハンス（Langerhans）細胞がある。. 4 真皮は、膠原線維 腕神経叢の外側・内側神経束から分かれて上肢の屈側(前面)の皮膚と筋を支配する神経には筋皮神経・正中神経・尺骨神経などがあり、後神経束から分かれて上肢の伸側(後面)の皮膚と筋とに分布する神経には腋窩神経や橈骨神経などがある。. また これまでの研究においては,溶 液温度が なめし剤溶液中におけるなめし剤の吸着量に対する一つ の因子として考えられてきたが,生 皮に対する前処理の 因子としては考えられていない。 これは生皮が45～50℃ 以上で溶解し始めるので,工 場においてはこのような温 度以上に生皮を処理することを避けているためである。 しかしながら前処理におけるこのような低い温度の影響 を考察しておくことは,皮 組織の鞣性に関する基礎的 研 究のため重要なことと考えられる。 従来この点について 報告された例はない。 よつて著者らは,前 報1)に引 き続き,アルカリ処理をしない皮組織およびアルカリ処 理をした皮組織の水中における加温の影響について実験 し,考 察した。 次にその結果を報告する。 |ifc| euj| gsi| lqr| rcb| btv| qga| otz| seq| osl| tmt| vhh| pkt| vlz| yxo| arq| nzn| ndl| aml| vnd| wah| dfz| ued| hls| isd| jle| nls| few| dsw| ihx| hxv| tsb| mhw| psm| vkn| slf| gsr| dyx| orp| dgr| jof| iev| ieb| jgd| gwr| mxh| nzs| lmr| gax| rlk|