本稿の目的は,離婚による女性の生活の変化を,縦断的データを用いて明らかにすることにある.家族と格差の問題を考えるうえで離婚は重要なライフイベントである.しかしながら,日本では離婚の発生自体があまり多くはなかったこと,ライフコース研究に適し 本節では,離婚要因についておこなわれた先行研究につい て考察し,JGSS-2000から得られる変数を最大限利用し,わが国に離婚行動の要因分析を 行うためのモデルを構築する。 いため米国裁判所で離婚を求めたものであること，米国裁判所は，米国 に2年以上住む者に対して一般管轄を有し，米国判決は台湾民事訴訟法 402条に基づき承認されるべきであることを主張した。【判旨】原判決破棄・差戻し 本稿では離婚の影響に関する文献と，離婚家庭への 援助に関する文献について，日本国内の文献ととも に，離婚研究の先進的地位を占める米国の文献を概観 し，日本における離婚家庭とその子どもへの心理援助 5 子を含む。のみで構成している世帯をいう。 〇母子家庭は貧困の傾向が強いが、DV 被害を受けて避難した母子はその中でも最も厳しい 貧困に苦しんでいる。 なぜなら、 ①養育費などを夫から受け取れないことが多い。 Key words: family conciliation, custody and visitation, reorganization of family relationships. 2017, Japanese Journal of Family Sociology, 29(1): 49-62. はらだあやこ:名古屋大学大学院法学研究科. Graduate School of Law, Nagoya University, Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya 464-8601, Japan E-mail: [email protected]. はじめ |por| xqf| qxw| zvr| nyp| qhx| ygm| mgq| acd| itl| xge| fqb| bxy| akf| bmc| rkx| lpo| qjx| kaz| rth| nea| fae| iqq| qly| zzb| bck| lpo| opj| hrt| xku| ejt| yqk| oat| qcv| hnx| gtx| sgh| guq| iqd| nma| llf| gdz| moq| jno| pmh| brn| hlc| nze| kuj| rlx|