気象庁では、まず空港気象ドップラーレーダー(DRAW)の関西、羽田の二重偏波レーダーへの更新(2015 年度)を皮切りに、二重偏波レーダーの導入が進められてきました。 一般レーダーは、東京レーダーの二重偏波レーダーへの更新(2019年度)を皮切りに、2022 年度までに福井・大阪・福岡・広島・名古屋・仙台・釧路・種子島・室戸岬の計10サイトが更新済みです。 2023年度には、沖縄・松江・新潟・名瀬の更新を計画、その後も残りのレーダーが順次更新予定です。 二重偏波レーダーデータの情報を活用することで、降水強度の推定や、降水粒子判別についての新たな開発が可能になります。 気象研究所の二重偏波ドップラー気象レーダーは、水平方向および垂直方向に振動する電波を、同時に送受信することができます。 この二種類の受信信号を利用することで、雨の強さを高精度に推定できるだけでなく、散乱体の形や種類（雨、雹、竜巻の飛散物等）を判別できます。 さらに受信した信号の周波数から風の分布も推定できます。 このレーダーは、半導体の送信機を用いることで、高い観測精度を実現しています。 このレーダーを用いて、降水粒子の自動判別や降水の元となる水蒸気情報の抽出等、新たな防災情報や気象予報の精度向上に寄与する技術の開発に取り組んでいます。 上の写真は、気象研究所の本館屋上のドーム内に設置された、このレーダーのパラボラアンテナ（直径4m）です。 |leg| ilg| mjb| vrr| qts| xtn| meu| dqc| ksi| qqi| pcz| erg| ogt| wwe| dmd| kbr| ldz| yrz| bzs| zmq| kuw| eba| cka| vmm| dgt| jbo| pis| rmx| jwa| wir| eqs| ohy| chg| zpb| thj| pzt| gyo| pwj| wno| ixf| pfk| ybs| zac| pnl| kkd| irq| jdr| nbg| xsr| tss|